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 最後に結構お勧めの合名・合資会社です。

 この二つは以上の二つとは大きく性格が異なります。簡単に言えばあなたの私有財産がすべて会社の財産となる会社です。その為設立の手続きも非常に簡単です。資本金もいりません。定款を作って登記すれば作れてしまいます。(有限や株式と違い定款には公証人の認証が必要ありません)

 合名会社と合資会社はこのようにとても簡単に作れるのですが、実際にはあまり存在していません。といいますのも、会社の借金がそのまま自分の借金になってしまうという、会社の利点があまりないものであることと、やはり名前負けしている部分があるのでしょうか。(合名会社を作るのなら合資にしたほうが絶対いいので合名は省きます)しかし、これは設立したばかりの有限も株式も自分が保証人になることが多いので、現実にはさほどデメリットにはならないでしょうし、合資か有限かなんて気にしない方も大勢います。(そもそも普通の人は合資と有限の違いなんてわかりません)

 そもそも会社を作って営業していくには200万円くらいはなければ難しいでしょう。この金額も用意できないというのでは営業自体苦労するに違いありません。しかし、時代は変わりました今は1円で株式会社が作れます。その上にITがこれだけ普及して何をするにも昔とは比べ物にならないほど安価に事務仕事ができるようになりました。必要コストはどんどん下がっています。
 その一方で大企業でも潰れる時代なのです。潰れた大企業はあげればきりがないですよね。

 今の時代その会社の資本金の多寡や名前では通用しない時代になったと言えるのではないでしょうか?ましてや今はその会社の持つ他者にない強みを持った会社が売れている時代です。そんな時代ですから合資でいいんじゃないですか?借金なんてする気のない人にとって有限・無限なんていう会社の責任問題は全く関係ありません(そもそもお金を貸してくれるところが最初はなかなかないでしょう)。

 仕入れは全て現金で即日払いするのに合資には仕入れをさせてくれないと言う会社なんてあるでしょうか?その会社にとって、掛けじゃなきゃ仕入れてくれない株式会社よりあなたの合資会社はずっとありがたいお客になるはずですよ。
 また、仕入れもないし在庫もない。売るのは自分の技術だけ。お客は法人は一切ないし、皆個人客だ。しかも皆熱烈なうちのファン。こんな商売に株式や有限といったブランドは必要でしょうか?

 私は実際にこういう事例に当てはまる元気な合資会社をいくつか知っています。その会社とお付き合いさせて頂くことによって合資会社の魅力を発見いたしました。合資会社にも魅力があるんだということを知ってください。

 なお合名会社と合資会社の違いですが、社員の種類が無限社員のみなのか有限社員と無限社員が並存するのかの違いです。あえて合名にする意味は全くないでしょう。

 それと、会社組織のメリットである社会保険についてですが、合資会社であっても有限や株式と扱いが異なると言うことはありませんので安心してください。

 
なお、全ての手続きをご自身でやったとしても合資は6万円程度かかります。専門家に頼んだ場合はさらに5万円程度(頼む相手によって異なる)かかります。でも、株式・有限と比べるとたったの4分の1程度で済みますね。小資本の会社にとってはこの金額って結構大きいでしょ?

 最後に、合資会社は有限会社と違い一人では作れません。まず誰か一人協力者を見つけてください。また、合資では取引してくれないと言うところも少なからずあるのが悲しい現実です。設立前に必ず確認してください。


 とは言っても有限・株式会社のほうがいいこともあります。合名・合資会社にすべきかどうか迷ったら一度ご相談ください。